そうか、そんな視点があったのか!
誰も気づかなかった戦略的なロボット活用
この教材は、2019年5月24日をもちまして完売いたしました。
「第3版」をお届けします!
2015年11月に「第1版」を発売してから、多数の購入者にフィードバックをいただきました。またこの教材に書かれている内容をコンサルティングという形で施設に指導してきました。そこから得た「気付き」や「反省」を反映させて、このたび「第3版」を上梓する運びとなりました。
「介護ロボット導入・活用の成功マニュアル」(第3版)はA4サイズ、計160ページ。介護ロボットを(在宅とは異なる)施設という組織の中で上手に活かすために「やるべきこと」をステップ・バイ・ステップで解説します。
介護現場で使われるロボットの多くは、今のところ「人がどう活用するのか?」という「人の関わり方」が成果に大きな影響を与えます。仮に同じ機種を使ったとしても、「人の関わり方」によって成果が大きく異なります。その理由は工場で使われる産業用ロボットのように、電源を ON にすればロボットが人に代わって業務の一部を全て担ってくれるわけではないからです。
「人の関わり方」が大きく影響するので、組織の中で人(職員)に上手に動いてもらわなければなりません。 つまり、ロボットを上手に活用するためには、人(職員)を上手に巻き込み、動いてもらうことが不可欠です。電源をONにすれば「オッケー」というわけにはいかないのです。
ところで、介護ロボットの導入・活用段階は、下図に示した通り、施設によって異なります。「介護ロボットって何?」と、まだ「ステップ1」の施設があることでしょう。また「積極的に活用している!」という「ステップ6」までコマを進めた施設もあります。
この教材では、最上位の「ステップ7」の「ロボットの最大活用」を狙っています。ただし、「ステップ1」や「ステップ2」の段階にいる施設には、ゼロから「具体的に」「何を」「どこから」「どのように」進めていくべきかがわかるように、ロボット導入前の「導入検討」ステージから順にステップ・バイ・ステップで説明しています。
教材『介護ロボット導入・活用の成功マニュアル』(第3版)では100以上もの図表をふんだんに使い、ステップ・バス・ステップで介護ロボット導入・活用に際し「何をすべきか?」「どう考えるべきか?」ということを順に説明しています。
また、「〇〇計画書」「〇〇シート」などの類についても、教材に掲載されているサンプルをそのまま転用すれば、貴施設向けのオリジナル版として活用することができます。
しかも、ロボットを「単なるツールとして」「なんとなく使う」だけではなく、「経営戦略的な視点から活かす」というアプローチにより、「施設」という組織の経営全体に大きなプラスを与える「仕組み」を作り上げる…そのような活用ノウハウを公開しています。
教材『介護ロボット導入・活用の成功マニュアル』は、「第1版」の発売から2年以上が経過しました。その間、多数の購入者からフィードバックをいただきました。またこの教材に書かれている内容をコンサルティングという形で介護施設に指導しました。教材の内容(の一部)をセミナーを通じて話す機会も多くあり、参加者の意見・反応がとても参考になりました。 そのように様々な「場」から得た「気付き」や「反省」を反映させて、このたび「第3版」を上梓する運びとなりました。 また「第1版」「第2版」には難解な箇所が少なくありませんでした。KGIといった横文字の専門用語が出てきて、難しく感じる人も少なくありませんでした。そのため、私なりに工夫を加え、よりわかりやすくすると同時に図表を使った説明を増やしました。さらに、陳腐化が早い国や自治体の取り組み情報の多くは削除しました。このように少し時間を掛けて全面的に見直しました。 「第1版」「第2版」よりも、より介護現場で実践できることを目的に、新しく登場したのが「第3版」となります。 |
この教材を執筆した私、関口は2010年の神奈川県事業をキッカケに介護ロボットの普及推進に取り組み、さまざまな機種の導入事例に関わりました。同時に、介護現場でのヒアリングを通じて、導入現場の実態把握に努めました。介護ロボットに関する検証事業や普及活動などに数多く携わり、介護ロボット全般にわたる情報を蓄積してきました。
実はこの分野、神奈川県が国や他の自治体に先駆けて取り組み始めました。私は当時、介護施設と非常に強いネットワークを築いていた法人に籍を置いて活動していたこともあり、誰よりも先に、誰よりも数多くの介護ロボット導入現場の「本当の実態」を理解する機会に恵まれました。見てきたのは、特定の2-3機種、あるいは特定の1-2施設ではありません。「多数の機種」「多数の施設」だったのです。
あちこちの介護施設を毎日のように訪問しながら、どうすれば介護ロボットの普及が加速化するのかを日夜、真剣に考えてきました。メディアの取材、議員団の視察、一般企業からの問い合わせなどにも繰り返し対応しながら考え抜きました。
このように繰り返し自問自答しました。何度も試行錯誤しながら悩みました。まさにカオスでした。そして2年以上掛かってようやくカオスから抜け出し、多くの施設に共通する「これがボトルネックだ!」というものを確信したのです。
それを体系的にまとめあげたのが「介護ロボット導入・活用の成功マニュアル」です。
ただし、「第1版」「第2版」については、先に述べた通り、理論上は正しくても、介護現場で実践するにはちょっと難しい内容がありました。学者が書くレポートのように理屈っぽく実用的ではない内容もありました。そのような点を見直して、全面的にリニューアルして登場したのが「第3版」なのです。
今後、国際競争の波にさらされて切磋琢磨しながら、次から次と優れた新しい介護ロボットが出てくるはずです。確実にロボットは進化していきます。
しかし、介護ロボットの導入・活用については、どこにもノウハウがありませんでした。ノウハウがなかったわけではないのですが、きちんと体系化されたものがありませんでした。行政は「ロボット開発の支援」や「ロボットを補助金の力で広めること」「介護報酬改定のための裏付け集め(データ集め)」には力を入れてきましたが、活用方法についてはユーザー(施設)任せでした。
そのため、ロボット導入を決めた施設の多くは、導入決定後にロボットメーカーから機器の操作方法を教えてもらい、その後は自ら試行錯誤しながらロボットを活用していました。しかも、多くの施設では「福祉用具」の延長線上のごとく、「介護業務のお助けツール」的な狭い考え方からロボットを活用してきました。そのことは決して悪いことではありませんが…。
でも、せっかくなら、単なる「介護業務のお助けツール」的な使い方から、もっと経営戦略的な視点から介護ロボットを活用してみませんか? 補助金を貰いながらの「消費」から、将来に向けた「投資」という発想に切り替えてみませんか?
そのためには、介護ロボット導入・活用を重要なプロジェクト(チーム・委員会)として捉え、組織全体でロボットの導入・活用を広い視点から検討する方法をおすすめします。担当者に任せっきりにするのではなく、組織全体で活用方法を工夫を検討してみることです。
「介護ロボット導入・活用の公式」は2階建ての図に例えて説明することができると考えています。
図の2階部分である「機種別のノウハウ」は、ロボットの機種別に異なります。ここには、「機能の理解」「操作方法の習得」「対象者(利用者)の選定」などが該当します。
2階部分の「機種別のノウハウ」については近い将来、介護現場でロボットを使いこなす人達がエキスパートとして(機種別に)何人も登場し、「教える立場」として活躍するようになるはずです。
「機種別のノウハウ」はとても重要ですが、実は1階部分の「(ロボットの機種に関わらず)共通のノウハウ」が、2階部分の土台となるのです。この1階部分の「土台」がしっかりしていることが2階部分を活かす前提条件となります。
「介護ロボット導入・活用の公式」は1階部分と2階部分の掛け算(□×△の掛け算)なので、1階部分が良くできれば、仮に2階部分のデキが同じであっても、より大きな「成果」が期待できるのです。
この1階部分について解説するのが教材『介護ロボット導入・活用の成功マニュアル』です。
介護ロボット導入・活用のメリットは、「腰の負担が軽減した!」「夜間の見守り回数が減った!」など、ロボットから直接的に得られる「わかりやすいもの(メリット)」だけではないはずです。
「導入・活用方法の工夫をする」という条件付きですが、実はロボットから直接的に得られるメリットに加え、「職員の人材育成」「業務プロセスの向上」「顧客満足度のアップ」など副次的に得られるメリットにも注目した方が良いのです。
そのようなメリットを得るためには、施設内にそのようなメリットを狙うことを意識した「仕組み」を作り上げ、さらにその成果が実感できるように「見える化」させなければなりません。ロボットの活用に限らず、何事においても同じですが、目的意識を持って取り組まない限り、「なんとなく使う!」だけになりがちです。
先に説明した通り、「人がどう活用するのか?」という「人の関わり方」が、介護ロボット活用の成果に大きな影響を与えます。工場で使われる産業用ロボットのように電源を ON にすれば、常に「同じ結果」が得られるわけではないのです。同じ機種を使っても「人の関わり方」によって成果が異なるのです。だからこそ、「人の関わり方」を工夫することで、最大限の活用を狙うのです。
これが「戦略的に介護経営に活かす使い方」です。このような仕組みをつくるための手順について『介護ロボット導入・活用の成功マニュアル』ではステップ・バイ・ステップで解説します。
ところで、『介護ロボット導入・活用の成功マニュアル』のご購入に際しては、注意点が3つあります。
1つ目は「読むだけ」では何も解決しないということです。当たり前ですが、理解しことを実際に「やってみる」、つまり実際にアクションを起こし、実践しない限り成果はありません。
アクションを起こすことによって、「気付き」「発見」「反省」などが出てきます。それが「次なるアクション」につながるのです。
だから、実践しながら読み返せば、「なるほど!」「あっ、そうだったのか!」と理解が深まるはずです。ただ読み流すだけでは見過ごしていた重要な点にも気がつくようになるはずです。
2つ目は考え方やアプローチの説明に重きを置いているということです。この教材には、プロジェクトマネジメントをはじめ、さまざまなノウハウがA4サイズの用紙に160ページにわたり凝縮されています。
介護業界でも使える手法やツールをいくつも紹介しています。しかし、「課題の解決」や「業務の改善」などの手法について、これまでのキャリアで学ぶ機会がなかった人には、初めは難しく感じられるかもしれません。一方、向学心に燃えた貪欲な人は「もう少し詳しく知りたいな?」と感じるでしょう。
3番目は、「ロボット」という言葉が使われていますが、市販されている介護ロボットの種類や機能、それに「どのロボットが良い・悪い」などの評価(レビュー)に関する情報は一切ありません。メカニックな話も一切出てきません。また、国や自治体の政策動向(例:介護報酬改定、補助金情報など)のようにインターネットで検索すれば直ぐに探し出せる情報の紹介もありません。
先に述べた通り、「同じロボット」を使っても「それをどう活かすか?」によって成果が大きく異なります。介護ロボットを上手く活用することで、局所的な「点」の成果だけではなく、もっと広い「面」の効果までを狙うことができるのです。
この教材が、貴法人の経営力強化、それに介護ロボットの普及や超高齢社会の課題解決などに少しでもお役に立つことを願うばかりです。
介護ロボット注目の背景や市場を取り巻く動き・国や自治体の取り組みなど介護ロボット導入・活用に向けて理解しておくべき基本的なことをお伝えします。
介護ロボット導入に必要な「導入検討」「体制づくり」「仕組みづくり」の各ステージの概要や流れを解説します。
「体制づくり」をさらに補強するために、介護ロボットを単なるツールとして導入するだけではなく、経営戦略的な視点から導入・活用し、評価・管理する「仕組みづくり」ステージを解説します。
「体制づくり」および「仕組みづくり」は、構築したら終わりではありません。日常業務を通じて、評価・測定しながら継続的にカイゼンし、さらに良くしていきます。それが本格導入・活用の取り組みです。
1)お申し込み
お申込みフォームからお申込みください。
2)受付・発送
ご注文受付後、特に問題がなければ4営業日以内に発送いたします。ご注文から教材の到着まで1週間ほどお待ちください。
3)教材到着
安心・確実な「レターパックプラス」でお届けします。郵便局の配達員さんから対面でお受け取り下さい。到着まで楽しみにしていてください!
4)お支払い
所定の口座(ゆうちょ銀行)に送金下さい(手数料はご負担願います)。
「法人」ではなく、「個人(含:個人事業主)」でのお申込みの場合は「先払い」となります。お申込みの受付後、料金の送金先をご案内いたします。
●振り込み(後払い)
教材と一緒に請求書をお送りいたします。
教材到着後、2週間以内に送金(振込み)願います。
【注意】
お支払いは原則、「後払い」です。
ただし、「法人」ではなく「個人(含:個人事業主)」でのお申込みの場合は「先払い」となります。
【オトクな割引情報】
・介護施設の人は50%の割引価格で購入できます。
介護サービス事業者以外の購入が全体の約半分を占めます。その中で最も多いのがコンサルティング事業を展開する一般企業です。一見すると介護やロボットとは関係なさそうな企業も少なくありません。また、個人申込みの中で最も多いのが介護職員となっています。