介護ロボット経営実践会の関口です。
私が介護ロボットの仕事に携わり始めたのは2010年、もう15年も前のことです。そして2016年に「介護ロボット経営実践会」を立ち上げ、介護分野に根ざした支援を続けてきました。しかし、このコラムをもって、この名称(屋号)での発信はいったん区切りを迎えます。
今回は、なぜ名称変更に至ったのか。そして新しい活動名「いきいき長寿社会推進者セキグチ」で何を目指すのかについてお伝えします。
「介護ロボット経営実践会」という名称(屋号)は、どうしても“介護ロボット”という枠に私を閉じ込めてしまいます。
しかし、私が描く「いきいき長寿社会」は、介護の領域を超え、より多様な人々がテクノロジーを活用しながら社会参加していく未来です。
AI、エイジテック、フィジカルAIなどの先進技術は、介護はもちろん、地域活動、ボランティア、シニア就労、地域コミュニティづくりなど、多様な場面で力を発揮します。
そこで、より広く長寿社会を豊かにすることを目的に、このたび名称を「いきいき長寿社会推進者セキグチ」へと改め、活動領域を大きく広げることにしました。
現在、新しいホームページへの全面リニューアルを進めており、11月下旬には新たな姿をお見せできる予定です。
「いきいき長寿社会推進者セキグチ」が担う最大の役割は、技術と人間、そして地域社会をつなぐ“翻訳者”としての機能です。
私は介護・福祉の専業者でも、ロボットの開発者や販売事業者でもありません。だからこそ、どの立場にも偏らずに関係者それぞれの意図を理解し、最新のテクノロジーを一般の方々――特にシニアの皆さんにもわかりやすく翻訳して伝えることができます。
今後は、
といった領域にも注力していきます。
新しい技術を“導入する”こと自体はそれほど難しくありません。本当に難しいのは、それを“使い続け、生活の中に根づかせる”こと。
これは、介護ロボット普及の現場で私が最も痛感してきたことでもあります。
だからこそ私は、専門用語だらけのテクノロジーを生活者の言葉に翻訳し、地域社会の中でどう生かすかを丁寧に伝える存在でありたいと考えています。
こうした思いを込めて、間もなく「いきいき長寿社会推進者セキグチ」として新たなスタートを切ります。
介護ロボット経営実践会としての活動は一区切りを迎えますが、これからはもっと広いフィールドで、人とテクノロジーがよりよく共生する長寿社会づくりに貢献していくつもりです。
これまで支えてくださった皆さまに心より感謝するとともに、新しいステージでも変わらぬご支援をいただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
「いきいき長寿社会推進者セキグチ」の関口です。
テクノロジーを通じて、高齢者がより豊かに社会とつながる未来を目指し、介護ロボット分野から一歩広げた活動に取り組んでいます。私の経歴やこれまでの取り組みについては、プロフィールページで詳しく紹介しています。
また、活動の背景や大切にしている考え方は、ビジョン・メッセージページにまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
去る11月16日(日)、日本経済新聞社が主催する「日経ロンジェビティカンファレンス」に参加しました。私自身、「いきいき長寿社会推進者 セキグチ」という新たな名称(屋号)を掲げて活動する中で、高齢社会をどのように捉え直し、どのように前向きな未来像を描くべきかを再確認する貴重な機会となりました。
テクノロジーと社会参加の両面から、長寿社会をより豊かにするための視点をわかりやすくお届けしています。
「介護ロボット経営実践会」に代わり、新ブランド「いきいき長寿社会推進者 セキグチ」として新サイトを公開しました。