介護施設向け支援のご案内

~ロボット導入・活用で介護経営の最強化~

焦点は「ブランディング」と「人材育成」

介護ロボット経営実践会は、経営課題の解決に尽力し、経営力の向上を重要視した支援を行っています。

この支援は、介護ロボットやICTなどのテクノロジー導入・活用に関する一般的なサポートとは大きく異なり、機器の販売や操作方法の指導、補助金の獲得支援などは行っていません。

当会が提供する支援の特徴は「中長期的な視点」「戦略的な導入・活用」「経営力向上」です。多くの施設では効率化や負担軽減を目指し、補助金を活用して導入していますが、当会はそれだけでなく中長期的な視点から戦略的な導入・活用を通じて経営力を向上させることを目指しています。

焦点は「ブランディング」「人材育成」です。

介護業界においては、より質の高いケアを提供するために、ロボットやICTなどの新しいテクノロジーを最大限に活用する取り組みが急ピッチで進められています。もう待ったなしの対応が求められています。

当会は、「ロボット導入・活用で介護経営の最強化」という支援コンセプトを掲げ、ロボットやICTなどを戦略的に活用することによって得られる「あるメリット」に注目した支援を提供します。それは、活用を工夫することで得られる「副次的なメリット」にも着目し、介護経営の最強化を目指すことです。

中でもブランディングに注目しています。ブランド力を強化(イメージアップ)することにより、「同業他社との人材獲得競争が厳しい」「採用が困難である」「職員の定着が難しい」といった問題が解決できます。ブランド力の強化は、職員の採用や離職防止だけでなく、利用者の募集にも大きな影響を与えます。

もう一つの焦点は「人材育成」にあります。(年間の)売上1億円や2億円規模の企業が10億円を超える段階へと進むとき、最も重要な課題は、「社員が自発的に行動できるようになること」です。介護施設においても、職員が自発的に行動できるようになることは、多くのプラスの影響をもたらします。これこそが「人材育成」の核心なのです。

ただし、「人材育成」という言葉は幅広く使われており、文脈によって異なる意味を持つことがあります。例えば、ハラスメント対策やアンガーマネジメントの研修なども「人材育成」の一環として位置づけられます。

しかし、このような研修をいくら受けたところで、職員が自発的に行動するようになることはありません。残念ながら、多くの施設(および自治体主催のイベント)においては、参加・受講(開催)することが目的になっています。

だからこそ、今いちど目的を明確に(ちゃんと課題を設定)した上で、ロボットやICTなどの戦略的な活用を機に「副次的なメリット」を得るべきなのです。

ロボットやICTは単なるツールにすぎません。これらの操作方法を学んでも、社員が自発的に行動するわけではないのです。上手に仕掛けなければ(環境を与えなければ)ならないのです。

1.このように考えている介護施設には特におすすめします

  • 介護人材の問題を解決したい:人材不足の問題に直面しているが、ブランド力の向上を通じて、優秀な人材の獲得と定着を促進したい。差別化の促進や競争力の向上にも力を入れたい。
  • 人材(職員)を育成したい:職員が自律的に動き、仕事(業務)が回っていくような仕組みを確立したい。
  • 業務効率化や負担軽減を実現し、満足度を高めたい:介護ロボットやICTなどのテクノロジーの活用により、業務効率化と負担軽減を実現したい。高品質なサービス提供し、入居者の満足度を高めたい。
  • 経営戦略を見直したい:施設の特徴を活かした独自の戦略を構築したい。入居者や家族への情報提供改善や効果的なコミュニケーション戦略の策定を通じ、施設の価値向上を図る方法をさまざまな角度から模索したい。

2.導入→活用で得られる直接的&副次的なメリットとは?

ロボットやICTを活用することによって、「腰が楽になった!」「手書きの申し送りを止めたら、職員一人あたりの残業時間が月〇時間も減った」「夜間の見守り時に精神的な負担が軽減された!」など、直接的に得られるメリットがいくつもあります。

これらのメリットは、ロボットやICTを正しく活用することで享受できる恩恵(直接的なメリット)です。しかし、直接的なメリットだけに焦点を当てるのではなく、より広い視点からロボットやICTの活用を捉えることが重要です。それが「副次的に得られるメリットにも注目したアプローチ」となります。

副次的なメリットとは、介護ロボットやICTなどの「活用を工夫すること」によって得られる追加的な便益のことを指します。ロボットやICTの活用は、元々の目的以外にも意外な形で便益をもたらすことがあるのです。

ちなみに、「活用を工夫すること」とは、単に機器を使う方法をあれこれ考え出すことだけではありません。それには、所有していることをアピールしたり、他の要素と組み合わせることで新たな価値を生み出すことも含まれます。施設がより創意工夫を凝らすことで、追加のメリットをさまざまな面において享受できるのです。

副次的なメリットには、例えば以下のようなものがあります。

多くの施設には、これらの副次的なメリットを見落としています。これらは、創造的な視点や戦略的なアプローチによって引き出すことができます。

しかし、戦略的かつ計画的に取り組まなければ得られません。単にロボットやICTを活用すれば得られるものではないのです。これらの副次的なメリットは、長期的な視点での便益をもたらす重要な要素となります。

当会は、これらのメリットを最大限に引き出すために、民間企業向けのノウハウを転用し、法人(施設)内における課題設定、戦略立案、それに実践までと幅広い支援を提供しています。

3.支援サービスのご案内

当会では、ロボットやICTの活用で直接的に得られるメリットよりも、むしろ副次的に得られるメリットに注目しています。

正しく活用すればどの事業者も同様に得られる「直接的なメリット」はもちろんのこと、戦略的かつ計画的に取り組まなければ得られない「副次的なメリット」にも力を入れることで抜きん出ていただきたいのです。

そこで、以下のステップを踏んで(質問に答えられるようになって)、課題を再設定します。その上で「ロボット導入・活用で介護経営の最強化」を目指す支援サービスを提供します。

  1. 「何が問題なのか?」
  2. 「なぜ、それが問題なのか?」
  3. 「なぜ、まだそれができていないのか?」
  4. 「それができるようになるためには、どうすればいいか?」

これらのステップを一緒に検討し、まずは課題を整理します。これにより、施設全体の取り組むべき課題について、優先順位を付けたロードマップを作成することができるようになります。

その後、どのテーマから、どのように、どのタイミングで取り組むかを明確にします。この際、経営者(理事長・社長など)だけでなく、施設の幹部職員や現場のスタッフとも調整することが重要です。

整合性を図りながら、テーマ(例:ブランディング、業務プロセスの改善)ごとに課題に取り組んで、「介護経営の最強化」を目指す「一連の仕組み」をつくります。法人内で既に進行中の委員会とも連携しながら動くことになります。

なお、下図に示した通り、この「一連の仕組み」をつくるためには、戦略、プロセス、組織、教育、ツールの5つのパーツが必要となります。中でも重要な役割を担うのが「戦略」であり、それを実行に移すために必要なのが「プロセス」となります。ロボットやICTといった「ツール」は、手段や手法であり、必要なパーツの1つにすぎないのです。

当会では、ご要望に応じて、どこに、どのような形で支援するかを柔軟に対応いたします。貴事業所のニーズに合わせたカスタマイズされたサポートをご提案いたします。

そこで、まずは「単発相談」のサービスをご利用ください。あるいは、特別レポートをご用意しましたので確認してみてください。

① 単発相談(Zoom開催)

Zoomを使って開催する個別の面談サービスです。無料でご利用いただけます。次のようにお考えの施設長様などにおすすめします。

  • ロボット・ICTを活用した施設(法人)のブランディングについて相談したい
  • 副次的なメリットについてもう少し教えてもらいたい
  • 「介護経営の最強化」について、ウチの施設でもできそうなことについて相談したい

② 特別レポート(PDF版) 

ロボット・ICT活用が描く新たなビジョン:ブランド強化と経営力向上の探求
  • 導入・活用を機に、職員(人材)を育成したいと思いませんか? 
  • ブランド力を強化したいと思いませんか? 
  • 人材不足の問題を解決したいと思いませんか? 
  • 業務プロセスのカイゼンを進めたいと思いませんか? 

お気づきかもしれませんが、ロボットなどのテクノロジーの導入・活用は、PR(法人のイメージアップ)、人材育成・業務プロセスのカイゼンなどにも大いに役立ちます。ただし、「あるべき姿」を描き、戦略的・計画的に活用することが求められます。

そこで、介護ロボット・ICTなどの積極的な導入・活用を機に、経営力向上を目指すポイントを「特別レポート」としてまとめてみました。

詳細は、こちら(↓)をクリックしてご確認ください。

③(再)課題設定ワークショップ  

ピンボケを防ぐ未来への道:課題設定が目標達成のスタート

目標(あるべき姿)を掲げて、そこへ到達するためには、「現状」とのギャップを埋めるための課題設定がとても重要です。

これがスタートであり、この段階にて課題設定が上手くできていないと、ロボット・ICTなどの選定→導入→活用を含めて、後の工程で行うことが全てピンボケ(的外れ)になる可能性があります。

後の工程に大きく影響するからこそ、「やったつもり」「できているつもり」の課題設定を、この機会に改めて実行してみませんか? そして、体系的に整理してみませんか?

➃ 介護施設向け動画セミナー【無料】

動画セミナーは、お申し込み後すぐにご視聴いただけます。申し込まれた方には、視聴用URLが自動返信メールで送信されます。

動画セミナー1

まずは以下の動画をご視聴いただき、内容をサッと確認してみてください。わずか40秒ほどで終わる内容です。

私、関口はアメリカの大学でオペレーション・マネジメントを学びました。

コールセンターの改革、物流システムの構築など、いくつもの業務プロセス改善プロジェクトを担当し、PDCAサイクルの回し方、プロジェクトマネジメントなどについても、座学と実践を通じて学びました。

また、メディアの活用に長けた中小企業では、事業部の責任者としてメディアを活用したマーケティングを経験しました。それが、後に携わった介護ロボットの普及活動にも生かされて、何度も大きくメディアに取り上げられました。

介護ロボットの仕事は、神奈川県委託事業で関わった2010年から続いています。これまで神奈川県、埼玉県、宮城県などで、介護ロボット関連事業の支援を行いました。

また、全国各地の自治体、団体、介護サービス事業者などから依頼があり、介護施設の職員向けにセミナーや研修を開催しました。

  • 自治体:新潟県、長野県、石川県、和歌山県、川崎市、出雲市、他
  • 団体:津軽地区老人福祉協会、埼玉県老人福祉施設協議会,一般社団法人全国個室ユニット型施設推進協議会、他
  • 介護サービス事業者:公開していません

私は小難しいアカデミックな理論や手法を押し付けることはありません。また、大手コンサルティング会社やシンクタンクが得意としている、見た目の立派な資料作りに力を入れるわけではありません。

それよりも、むしろ現場の職員たちの経験や知恵を上手に引き出し、一緒に考え、職員たちと共に問題解決に取り組むことに力を入れます。現場とともに実践的な改善策を検討し、持続可能な改善を目指します。

前述したように、当会は介護施設向けの経営課題解決に力を入れています。多くの施設は効率化や負担軽減を目指していますが、当会はその範疇を超えて、さらなる経営力向上の視点から戦略的な導入・活用を提案しています。以下に、当会の支援のポイントをいくつかご紹介します。

「当法人(施設)はどこに進んでいるのか?」ということをはっきりさせます。

  • この事業はどこへ向かって何をしているのか?
  • 何を達成しようとしているのか?

このようなことを法人の理念とリンクさせた上で方向性を明確化します。介護ロボットやICTの活用についても理念とのリンクが必須なのです。

3年先を見据えた目標を掲げて、そこへ到達するための計画を立案します。「部分」ではなく「全体」を俯瞰した上で、計画が必要です。

そこで、「ブロジェクトの計画書」を作成します。この文書化された「プロジェクトの計画書」が今後の活動における羅針盤の役割を担うことになります。 

直接的に得られるメリットだけではなく、副次的に得られるメリットにも注目しようということで、これについては先に述べた通りとなります。介護ロボットやICTを単なる「業務お助けツール」と認識し、周辺業務や関連業務に目を向けないのではなく、せっかくなら「ブランディング(PR)」や「人材育成」など複数の視点(副次的なメリットを狙う視点)から目標を掲げます。

目標を掲げたら、それに対する現在の位置を明確にすることです。こうすれば「現状」と「ありたい姿」のギャップを(感覚的ではなく)定性的に把握することが可能になります。

このように、「現状」と「ありたい理想の姿」のギャップがどれくらいあるかを数値で判断できるようにします。そのためには、評価のために正しい指標を持たなければなりません。

このようなことを事業全体を俯瞰しながら体系的に構築します。

【No.47】介護分野の労働危機を社会の転換点へと変える解決策
【No.46】介護予防事業の問題点と克服への道筋
【No.45】補助金が、自主性や積極的な改革の意識をダメにする?
【No.44】介護ロボの普及:国や自治体の補助金政策は何が問題なのか?
【No.43】コロナ禍で介護ロボットの普及は阻まれるのか?
【No.42】分厚いレポートと保険給付外の市場の可能性
【No.41】販売事業者は、どのようにセミナーを開催するべきか?
【No.40】製造業のサービス化が進んでいく中、介護ロボットは?
【No.39】縦割りの弊害とカニバリゼーション
【No.38】介護ロボットのセミナーやアンケートの活かし方
【No.37】介護ロボットの普及は「見える化」が解決してくれる
【No.36】介護ロボットの普及・市場開拓のブレイクスルー
【No.35】介護ロボットの買い手の効用を妨げているものは?
【No.34】平成31年度の補助金は早期争奪戦か?
【No.33】介護ロボットはキャズムを越えられるか?
【No.32】産業用と異なるからこそ必要なこと
【No.31】介護ロボット販売で先にやるべきこと
【No.30】成功への第一歩はメニューに載ること?
【No.29】 過去のターニングポイントと面白い取り組み
【No.28】 平成30年度の介護ロボット予算で気付いたことは…
【No.27】ロボット活用に向けた施策で最も重要なことは…
【No.26】市場開拓にレバレッジが効く「1対N」のアプローチ
【No.25】介護ロボット市場の開拓にも必要なユーザー教育
【No,24】誰が介護ロボット市場を制するか?
【No.23】介護ロボット代理店の苦労
【No.22】ロボットビジネスのセグメント化
【No.21】「ニーズの違い(バラツキ)」とイベント企画
【No.20】施設が補助金に飛びつく前にやるべきこと
【No.19】施設にとってロボットの導入で最も重要なことは?
【No.18】ロボットをロボットとして見ているだけでは?
【No.17】ロボット市場への参入は凶と出るか吉と出るか?
【No.16】ロボットセミナーの開催で判明した顧客のニーズ
【No.15】潜在顧客から見た見守りロボット
【No.14】介護ロボットは6年前より増えたが、その一方【No.13】見守りロボットは是か非か?
【No.12】介護ロボットを活用する直接的なメリット
【No.11】ロボットに頼らない活用方法は?
【No.10】施設の介護ロボット選定の実態は?
【No.9】介護ロボット市場の開拓には?
【No.8】補助金政策による光と影
【No.7】補助金のメリットとデメリットは?
【No.6】自治体支援策の特徴は?
【No.5】ハードだけではなく、ソフト面も必要では?
【No.4】介護現場にロボットを導入するための要件は?
【No.3】なぜ、「普及はまだまだ!」なの
【No.2】介護ロボットの認知度は飛躍的に高まったが
【No.1】介護ロボットの普及を電子カルテと比べると