自治体での実績づくりと、協働による市場開拓支援

~地方自治体市場の開拓と、自治体を味方にした販路拡大へ~

自治体との取り組みは、単なる導入実績づくりにとどまらず、その後の信頼や民間市場への広がりを生む重要なステップとなります。

介護ロボット経営実践会が大切にしているのは、自治体に導入してもらう実績づくりに加えて、自治体を地域課題のパートナーとして巻き込み、その取り組みを外に向けて発信していくことです。

たとえ小さな一歩でも、その成果が行政ネットワークを通じて共有されれば、多くの人に「実績」として認識されます。

実績が見える形になれば、メディアに取り上げられたり、次の自治体から声がかかったりする。そして民間企業からの信頼にもつながり、販路が広がる好循環が生まれるのです。

中小企業にとって、こうした好循環を築けることこそが、“もう一つの成長ステージ”だと私たちは考えています。

よくあるつまずき

自治体市場に挑戦する企業の多くが、次のような壁に直面します。

  • 地元の自治体に問い合わせても、「またこちらから連絡します」と言われるだけで、進展しない
  • 時間や工数ばかりかかり、売上という形での成果がなかなか見えない
  • 地元での導入実績はあるものの、他地域や民間への広がりには結びついていない
  • 自治体との関わり方がわからず、「ただの業者」として扱われてしまう

こうした行き詰まりを乗り越えるには、自治体を単なる「販売先」として見るのではなく、共に課題解決に取り組む「協働のパートナー」として位置づける視点が大切です。

当会の支援スタイル

介護ロボット経営実践会では、以下の4つを軸に支援しています。

1)小さな一歩を形にする

最初から大きな成果を狙う必要はありません。まずは導入や協働の小さな一歩を「実績」として見える形にし、それを次の展開につなげます。

 

2)自治体を巻き込む

単に導入先になるのではなく、地域課題の解決を共に進めるパートナーとして関わってもらいます。特に、地元自治体が「応援者」として加わることで、他の自治体や民間市場にも信頼が広がります。

3)発信による広がりをつくる

メディアや行政ネットワークを活用して成果を発信することで、実績を「他の自治体や民間企業が注目する事例」として位置づけます。外からの信頼が、社内や関係者の自信にもつながります。

4)横展開の仕組みを整える

一度の成功を土台に、他の地域や分野に展開できるよう、提案ストーリーや資料を体系化します。再現性のある仕組みを整えることで、販路拡大が加速します。

 

だからこそ、単発のアドバイスではなく「伴走」が欠かせません。

実績をどう形にし、どう広げるかは、企業ごとに事情も課題も異なります。当会は、戦略づくりから実務の一部までを共に担い、確かな一歩を積み重ねながら“好循環の流れ”をつくるお手伝いをします。

支援に込めた想いと、これまでの実績

当会代表の関口は、これまで中小企業の現場でマーケティング戦略の立案・実行を担い、数々のメディア露出を成功させてきました。

さらに、2010年からは神奈川県の「介護ロボット普及推進事業」で実行部隊の責任者を務め、メーカー・介護施設・行政の橋渡し役として自治体連携による市場開拓を牽引しました。市場調査、イベント企画・実証実験など多角的な取り組みを展開し、その成果は国内外のメディアで取り上げられ、議員視察などを通じて全国に波及しました。

こうした経験から得た強みは、自治体や関係団体、メディアを巻き込みながら市場を切り拓く実務力です。戦略立案から営業・プロポーザル作成、実証支援、広報展開まで一貫して伴走できるのは、この実務経験に裏打ちされた当会ならではのスタイルです。

単なる「自治体に導入してもらう」支援ではなく、関係構築と横展開を見据えた事業推進をご一緒します。

支援の進め方:自治体と共に広げる全国展開モデル

限られたリソースで成果を出すためには、「一つの成功事例を形にして、それを広げていく」ことが効果的です。

当会では、自治体に導入してもらう実績づくりに加え、自治体をパートナーとして巻き込みながら、民間市場へ広げていく流れを重視しています。

小さな成果をメディアや行政ネットワークを通じて発信することで、次の自治体や民間顧客へと波及させる――。これが、持続的な拡大につながる好循環のつくり方です。

一歩を見える化し、次につなげる

全国には1,700を超える自治体があり、それぞれが似た課題を抱えています。

だからこそ、まずは1つの自治体で成果を示すことが、信頼と横展開の突破口になります。

その際に重要なのは「単なる導入」で終わらせず、地域課題の解決に自治体と一緒に取り組むことです。こうすることで、民間市場でも強い信頼材料となります。

具体的なアプローチ

  • 初期成果を形にする
  • 大規模でなくても構いません。まずは導入や協働の一歩を実績化します。
  • メディア・行政ネットワークを活用する
  • 成果を地域事例としてPRし、行政関係者や民間市場への認知を拡大します。
  • 横展開モデルを整える
  • 初期事例を基盤に、提案資料や導入ストーリーを再構築。全国へ広げる基盤を整えます。
  • 戦略的リスク管理
  • 時間がかかる自治体プロセスを見据え、信頼関係づくりを重視。計画的に進めます。

この進め方で得られるメリット

  • 信頼を得られる
  • 「自治体での事例(実績)」があることで、他自治体や民間市場から安心して選ばれる存在に。
  • 販路が広がる
  • 自治体を巻き込むことで、メディアやネットワークを通じた認知拡大が可能に。
  • 安定した成長へ
  • 一度の成功が継続的な契約や収益につながりやすくなります。

まとめ:伴走型で一緒に進めます

当会の支援は、決まったパッケージを押しつけるものではありません。

「どこから始めるか」「何を優先するか」を一緒に考え、必要に応じて市場調査・提案資料の作成・実証企画・広報発信など実務も担いながら伴走します。

治体を単なる“買い手”ではなく“協働パートナー”と位置づけ、貴社の技術やサービスを全国に広げる――それが当会のスタイルです。

 

主な支援内容

当会の支援は、「戦略立案から実証・拡販まで」を丸ごと代行するのではなく、企業の現状フェーズや直面している課題に合わせて、必要な部分を一緒に伴走するスタイルです。

戦略・設計

  • 既にある地元実績を踏まえ、他自治体や民間市場に広げるための戦略の方向性を整理。
  • 横展開できる提案ストーリーやモデルを設計します。

提案・実証

  • 実績を広げるうえで欠かせない提案書や説明資料をブラッシュアップ。
  • 実証実験の企画・調整や、関係者の巻き込みもサポートします。
 

拡販・認知拡大

  • 「実績」を単なる導入事例で終わらせず、導入ストーリーや成果を整理して、次の展開につながる形に。
  • メディア・展示会・行政イベントを活用し、事例としてのブランド価値を高めます。

相談をご希望の方へ:無料の単発相談をご活用ください

  • 自治体に電話しても「改めて連絡します」とあしらわれてしまう
  • 実績はあるのに、他地域や民間にどう広げていいかわからない
  • どこから、どうアプローチを始めればよいか迷っている

そんな方のために、無料のオンライン単発相談をご用意しています。

貴社の現状をお伺いしながら、最適な“次の一歩”をご提案します。

お知らせください!

「自治体連携支援(実績づくり・協働による横展開)」の内容について、何かご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。

「お問い合わせフォーム」をご利用いただけます。