2019年7月6日(土)、埼玉県立職業能力開発センターにて開催された埼玉県主催のスキルアップ講習で講師を務めました。講習のタイトルは、「介護現場で業務改善を推進するスキルを学ぶ講習 ~ロボットやICTなどを活用する時代に備えて~」。2日間の講習の2日目でした。

この講習では、目標を決め、そこへ到達するために、ロボットやICTなどを上手に活用しながら、日々の介護業務(オペレーション)を改善する実践的な方法について、講義とワークショップなどを交互に織り交ぜながら、楽しく学んでいただきました。

民間企業が開催する一般的な業務改善の1日研修(午前+午後)では、参加費が2.5~6万円くらいのケースが多いのではないでしょうか? それにも関わらず、中には「QC7つ道具を教えているだけでは?」というものも。

「本来の目的を達成するためというよりも、1つ、また1つと、ツールの使い方を学ぶことが目的になってしまっているな?」と思いたくなる研修を何度か目にしたことがあります。

今回は、目的をよく理解いただいた上で、参加者のスキルや現場の仕事内容に合わせて、プロセス思考のアプローチなどを工夫しながら理解してもらうように努めました。「あれも、これと」と使う機会がないツールの使い方を学んでもらうのではなく、すぐにでも使えるツールに絞って学んでもらいました。

ご参加くださいました埼玉県内の介護施設の皆さま、それに当セミナーの企画・運営を担当された埼玉県立職業能力開発センターの皆さま、ありがとうございました。