2019年7月6日(土)、埼玉県立職業能力開発センターにて開催された埼玉県主催のスキルアップ講習で講師を務めました。講習のタイトルは、「介護現場で業務改善を推進するスキルを学ぶ講習 ~ロボットやICTなどを活用する時代に備えて~」。2日間の講習の2日目でした。

この講習では、目標を決め、そこへ到達するために、ロボットやICTなどを上手に活用しながら、日々の介護業務(オペレーション)を改善する実践的な方法について、講義とワークショップなどを交互に織り交ぜながら、楽しく学んでいただきました。

民間企業が開催する一般的な業務改善の1日研修(午前+午後)では、参加費が2.5~6万円くらいのケースが多いのではないでしょうか? それにも関わらず、中には「QC7つ道具を教えているだけでは?」というものも。

「本来の目的を達成するためというよりも、1つ、また1つと、ツールの使い方を学ぶことが目的になってしまっているな?」と思いたくなる研修を何度か目にしたことがあります。

今回は、目的をよく理解いただいた上で、参加者のスキルや現場の仕事内容に合わせて、プロセス思考のアプローチなどを工夫しながら理解してもらうように努めました。「あれも、これと」と使う機会がないツールの使い方を学んでもらうのではなく、すぐにでも使えるツールに絞って学んでもらいました。

ご参加くださいました埼玉県内の介護施設の皆さま、それに当セミナーの企画・運営を担当された埼玉県立職業能力開発センターの皆さま、ありがとうございました。

【No.47】介護分野の労働危機を社会の転換点へと変える解決策
【No.46】介護予防事業の問題点と克服への道筋
【No.45】補助金が、自主性や積極的な改革の意識をダメにする?
【No.44】介護ロボの普及:国や自治体の補助金政策は何が問題なのか?
【No.43】コロナ禍で介護ロボットの普及は阻まれるのか?
【No.42】分厚いレポートと保険給付外の市場の可能性
【No.41】販売事業者は、どのようにセミナーを開催するべきか?
【No.40】製造業のサービス化が進んでいく中、介護ロボットは?
【No.39】縦割りの弊害とカニバリゼーション
【No.38】介護ロボットのセミナーやアンケートの活かし方
【No.37】介護ロボットの普及は「見える化」が解決してくれる
【No.36】介護ロボットの普及・市場開拓のブレイクスルー
【No.35】介護ロボットの買い手の効用を妨げているものは?
【No.34】平成31年度の補助金は早期争奪戦か?
【No.33】介護ロボットはキャズムを越えられるか?
【No.32】産業用と異なるからこそ必要なこと
【No.31】介護ロボット販売で先にやるべきこと
【No.30】成功への第一歩はメニューに載ること?
【No.29】 過去のターニングポイントと面白い取り組み
【No.28】 平成30年度の介護ロボット予算で気付いたことは…
【No.27】ロボット活用に向けた施策で最も重要なことは…
【No.26】市場開拓にレバレッジが効く「1対N」のアプローチ
【No.25】介護ロボット市場の開拓にも必要なユーザー教育
【No,24】誰が介護ロボット市場を制するか?
【No.23】介護ロボット代理店の苦労
【No.22】ロボットビジネスのセグメント化
【No.21】「ニーズの違い(バラツキ)」とイベント企画
【No.20】施設が補助金に飛びつく前にやるべきこと
【No.19】施設にとってロボットの導入で最も重要なことは?
【No.18】ロボットをロボットとして見ているだけでは?
【No.17】ロボット市場への参入は凶と出るか吉と出るか?
【No.16】ロボットセミナーの開催で判明した顧客のニーズ
【No.15】潜在顧客から見た見守りロボット
【No.14】介護ロボットは6年前より増えたが、その一方【No.13】見守りロボットは是か非か?
【No.12】介護ロボットを活用する直接的なメリット
【No.11】ロボットに頼らない活用方法は?
【No.10】施設の介護ロボット選定の実態は?
【No.9】介護ロボット市場の開拓には?
【No.8】補助金政策による光と影
【No.7】補助金のメリットとデメリットは?
【No.6】自治体支援策の特徴は?
【No.5】ハードだけではなく、ソフト面も必要では?
【No.4】介護現場にロボットを導入するための要件は?
【No.3】なぜ、「普及はまだまだ!」なの
【No.2】介護ロボットの認知度は飛躍的に高まったが
【No.1】介護ロボットの普及を電子カルテと比べると